読者さまからの質問メールと
回答メールの内容をみなさんと共有します。
特に追記の部分だけは必ず読んでください。
【質問】「1日の勉強時間」と「偏差値」はいくらあれば合格できる?
知りたいことが2つあります。
1つ目はゆうぽんさんの高2の3学期頃の全国模試の偏差値(できれば模試の名前もお願いしたいです。)です。
2つ目はゆうぽんさんの休日と平日の勉強時間です。
私は京大工学部志望で親から浪人は禁止されています。
全国模試で偏差値が50ほどしかないので、志望校を変えるべきか迷ってます。
【回答】勉強時間と偏差値は、ほとんど当てになりません。
こんばんは、メールありがとうございます^^
①全国模試の偏差値
残念ながら、高2の3学期の全国模試の結果が見当たりませんでした…。
意識が低かったので受けてなかったかもしれません。
ただ、手元にある模試のうち一番時期が近いもので、
河合塾の全統マーク模試「第2回」の時点で、全国偏差値59.9、合格判定はE判定です。
おそらく夏の時点にうけたものなので、あまり参考にならないかもしれませんが^^;
②勉強時間について
平日は放課後で2~3時間、休日で多くても5時間だったと思います。
京大を目指そうと思ってからは、毎日8時間くらい勉強しようと思ってたんですが、結局無理でした^^;
実は、それ以来はあまり勉強時間を意識したことがなくて、計画通りに勉強が進んでいたら、それよりも短い時間もありました。
結局、合格するかどうかは必要なことをやったかどうか?です。
計画通りに勉強をすすめて、試験当日までに必要な準備を終わらせられるかどうか?だけです。
なので、現時点の成績はあまり気にする必要はないと思いますよ。
もう少し詳しくお話いただけたら、何か言えることがあるかもしれませんが、いまのところはそんなかんじですかね。
それでは失礼します。
【追記】結果ではなく原因に集中する
(※ここからは、メール本文ではありません。)
勉強時間や偏差値で合格できるかどうか判断するのは、本当にやめたほうがいいです。
なぜなら、どちらも勉強した「結果」にすぎないからです。
例えば、
・数学の参考書を3ページ進めた・学んだ
→その結果、1時間経過した(勉強時間は1時間)
・数学は”この参考書”の内容をカンペキにした
→その結果、偏差値が60になった(数学の偏差値が60)
というように、勉強時間も偏差値も「結果」なんです。
ただ、僕たちは「合格」という結果がほしいわけですから、原因に働きかけないといけません。
つまり、「○○を勉強した」という原因の方にフォーカスしてほしいんです。
勉強時間を第一に優先すると、
「ただ机に座っているだけで何も学んでいない」状態になりやすいです。
だって、参考書を10ページ進んでも、1ページしか進まなくても、
勉強時間が長ければいいんですから。
そんなふうに受験勉強を進めていたらどうなるか…
…学力がスカスカのまま試験本番を迎えてしまいます。
受験勉強をアルバイトのように考えてはいけません。
アルバイトなら時給制なので、働きが悪くても時間に応じて給料が支払われます。
でも、お店(仮に飲食店とします)が時給制で経営されていたらどうでしょうか?
・料理を出すのに1時間もかかってしまいましたが、
時給制なので値段は時間の分だけ上乗せします。
・この料理はあまり美味しくないですけど、
仕入れに3時間かかったので値段はその分上乗せします。
こんなお店があったら、間違いなく潰れますよね^^;
時間の長さじゃなくて、何をどれだけ学んだか?で判断してください。
新幹線と普通の電車だったら、新幹線のほうが早く着くのに値段は高いですよね。
それと同じことです。
偏差値も同様です。
もう長くなるので書きませんが、判断を間違わないようにしてください。