受験生になると、気になってくるのが睡眠時間ですよね。
「Youtubeが面白いけど、受験勉強もしなくちゃいけないし…」ってことで、
結果として睡眠時間を削るという選択肢を選ぶ人も少なくないと思います。
そういう気持ちはよくわかるんですが
(自分もそうだったので^^;)、
それでも睡眠時間は絶対に削ってはいけません。
その理由は後でしっかり解説するとして、
今回は受験生の50%が失敗する睡眠時間についての話をします。
この記事を読んで睡眠時間に気をつけるだけで、
あなたは約半数の受験生に差をつけることができます。
だから絶対に最後まで読んでくださいね。
睡眠6時間以下は徹夜と同じ
皆さんは最低限必要な睡眠時間ってどれくらいか分かりますか?
僕自身は「6時間も寝ていれば十分だろう」とか思ってたんですが、
僕は同じように考えてる人、非常にヤバイです。
その理由なんですが、
「6時間以下の睡眠を続けているなら、それは徹夜しているのと全く同じである…」
という実験結果があるからです。
The Science Of Good Sleep: There’s A Reason You’re Always So Tired
ペンシルベニア大学とワトソン州立大学で行われた睡眠に関する実験によると、次の2つの驚くべき発見がありました。
①寝不足は累積される
…6時間睡眠を1週間続ければ1日中睡魔に襲われるようになり、
2週間も続ければ2日間寝ないで徹夜したのと同じパフォーマンスになってしまう。
②能力の低下には自分で気づくことができない
…睡眠不足によって能力は日に日に低下していき、
自分が気づかないうちに問題のある判断をするようになってしまう。
…というわけで6時間睡眠は十分どころか、
むしろ問題しかないわけですね^^;
適切な睡眠時間は7~9時間
「じゃあどれくらいの睡眠をとればいいの?」という疑問がでてきますよね。
これについては95%の科学者が、
「7~9時間の睡眠が適切である」と言ってるそうです。
人によってはロングスリーパーの人もいるでしょうから、
7~9時間の間で自分に合った(寝不足を感じない)具合で
睡眠をとればいいということですね。
約50%の受験生は睡眠時間で失敗してる
では、どれくらいの受験生がしっかりと睡眠をとれているのでしょうか?
これについては以下の表をご覧ください↓
(出典:「第1回子ども生活実態基本調査報告書」Benesse 教育研究開発センター(2005))
簡単にまとめると、なんと高校生の50.1%が、
6時間以内の睡眠しかとっていないとのことです。
まあ、2005年のデータであるということと、
受験生でない人を含む高校生全体での統計なのが少し気になるところですが・・・^^;
それでも、
・最近はスマートフォンの影響による睡眠時間の減少
・受験生になると勉強に費やす時間が増える
ということから、6時間以内の睡眠である人は50.1%より多いといえるんじゃないかと思います。
つまり約50%の受験生は、勉強以前に生活で重要な
睡眠の取り方で失敗しているということになりますね。
【まとめ】睡眠に気を付けるだけでライバルに差をつけられる
まとめると、
・睡眠時間が6時間以下なら徹夜してるのと同じ
・約50%の受験生が6時間以内の睡眠しかとっていない
・7~9時間で自分に合った睡眠時間を取ろう
…ということになります。
このことを知らない人は、
「睡眠を削って勉強してるおれ、カッコいい…」
みたいに思ってるかもしれませんが、それは自己満足でしかありません^^;
徹夜してる状態だと勉強したところで何も脳に定着しませんからね。
皆さんは必ず7時間以上しっかり睡眠をとるようにしてください。
逆に言えば、
しっかり睡眠をとるだけで50%の受験生を超えたパフォーマンスを発揮できる
ということになります。
プロのアスリートは練習そのものよりも、
食事や睡眠など、日々の生活習慣に気を使っています。
皆さんも生活習慣には気を付けるようにしてくださいね。