先日、卓球の指導者の方と
少しですが話をする機会がありました。
その方は、選手を全国大会に優勝させたこともあるすごい指導者の方なのですが、
すごく面白い話を聞かせていただきました。
皆さんにも是非とも知ってほしい内容なので、
ここで共有したいと思います。
僕は、こういう活動をしていることもあって、
上達のコツについては、分野に関係なくとても興味があります。
そこで僕が、その指導者の方に
「卓球で上達の早い人と遅い人では、どんな違いがありますか?」
と質問したのですが、
「卓球を卓球でしか見ていない人は、伸びが悪い」
という回答をいただきました。
「卓球を卓球でしか見ていない人は、伸びが悪い」
…すごく面白いですよね。
どうでしょう。
みなさんからすると、これって理解できることですか?
それとも、「全く意味が分からない…」という感じでしょうか?
僕がこれを聞いたときは、
「なんとなく理解できるなあ」という感じでした。
どういうことなのか?
上手くは解説できませんが、
頑張って僕なりに説明してみようと思います。
まず、物事には本質というか、
真理と呼べるようなものがあるのです。
そして、その本質というものを理解するほど上達が早くなるし、
理解しているからこそ上手だと言えるのです。
例えば、卓球の本質を理解できているからこそ、
卓球が上手だということですね。
例えば、その”本質”を仮に”円すい”で表しましょう↓(画像)。
ただ、その本質を探ろうと思っても、
卓球という”一方向”から見ている限りは、あまり理解は深まりません。
円すいの例で言うと、
側面から見ている限りは三角形にしか見えないわけです。
でも、この立体を上下の方向から見れば、円に見えますよね。
そこで、円でもなく三角形でもない、ということで
これが円すいだと理解できるのです。
つまりは、画像にするとこういうことです↓(画像)。
それと同じで、物事の本質も、一つの分野だけで考えるより、
他の分野も含めたいろんな事例から学ぶと理解しやすくなるんですね。
以上を踏まえての、
「卓球を卓球でしか見れない人は、上達が遅い」
ということなのです。
…と、まあ僕にはこれくらいの説明しかできないのですが、
なんとなく分かっていただけたでしょうか?
実際、その卓球の指導者の方は、卓球に少しでも役立つと思えば、
メンタルトレーング、古武術、物理・数学、語学…
といったように、何でも積極的に学んでいたそうです。
その方いわく、
「全て卓球につながっているし、卓球に応用できる」
ということで、
部活の練習でも、実際にラケットを振って練習するのは半分くらいで、
残りの半分は学んだことを卓球向けに噛み砕いて講義していたんだそうです。
卓球の練習の半分が授業って、
周りから見ていたら一見理解できないですよね。
でも、それにもちゃんとした理由があって、
「ラケットを振って球を打つにしても、集中力や体力がずっと持つわけがない」
「それよりも、短く時間を区切って卓球への理解を深めた方がいい」
ということだそうです。
(これも受験勉強と似ている部分ですね。)
一見すると理解できないですが、
でもその結果、全国大会で優勝しているわけです。
なので、間違いはないでしょう。
さて、ここまでの話ですが、
受験勉強でも同じことがいえますよね。
つまりは、
「受験勉強を受験勉強でしか見ていない人は、伸びが悪い」
ということです。
例えば、部活もできて勉強もできる、
まさに文武両道みたいな人がいますよね。
でも、そういう人は部活で成果を上げる方法を知ってる分、
勉強のコツを掴みやすいわけです。
だから、「部活も勉強もできる」か
「部活も勉強もできない」のどちらかしかない、ということです。
「部活はできるけど、勉強はできない」なんて、存在しないということです。
(もちろん、時間の都合で練習できない…といった例外は除きますが)
そして、僕がブログやメルマガで、
物理や経済、今回で言えば卓球といった
一見すると受験とは直結しないようなことを話しているのも同じ理由です。
「英文を速く読むテクニック」とか
「計算力を上げる方法」みたいな表面的なことを話すより、
幅広い視点で物事を知ったほうが何にでも役立つし、
受験でも結果を出しやすいんじゃないかな?と思うのです。
何よりそのほうが読んでいて面白いでしょうし。
(あ、もちろん、質問していただける分には回答しますので心配なく)
と、まあ今回はここまでです。よければ意見・感想などください。
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それでは、ありがとうございました^^