今回のテーマは、志望校の決定や進路についてです。
進路を決めるとき、もしかすると、
「自分が○○大学なんて目指していいのかな・・・」
「○○学部なんて行ってもいいんだろうか・・・」
「周りに話したら『無理でしょ笑』なんて言われて、バカにされないかな…」
という不安を感じたことはありませんか?
これは悩む人は悩むし、悩まない人は全く悩まない問題ですね。
残念ながら、一部の人は全く関係ない話になってしまうかもしれません。
だから、経験がある人だけ読んでみてください。
進路を決める際の、
「自分がこんなことしてもいいのかな?」
という不安について話していきたいと思います。
志望校を高くすることへの不安(心の痛み)
目標を高く設定するとき心の中で成長痛が起こる
受験でも部活でもなんでもそうですが、
今まで自分が経験したことのないような、新しいことに挑戦しようとしたとき、
心に必ず負荷がかかります。
まあ、つまりはストレスですよね。
やったことのないことに挑戦するんだから、これは当たり前のことです。
これは自分が成長する上で伴う痛みです。
成長痛です。
背が伸びるときは膝が痛かったりしましたよね。
それと同じことで、自分が大きく成長するときに避けては通れないものなんです。
特に、目標を高くすればするほど痛みが伴います。
(鈍感な人は、何も感じなかったりしますが…^^;)
不安になっていろいろ悩んだりしてしまうかもしれません。
でも、それは決して悪いことじゃなくて、
むしろ「自分が成長する前の段階で、いいことなんだ」って覚えておいてください。
そして、この成長痛がひどいときには、
「自分って何なんだろ?」
みたいな状態になってきます^^;
アイデンティティ・クライシスともいいます。
受験で合格できるかどうかを通り越して、
・自分って何なんだろ?
・将来はうまくやっていけるのかな?
・何のために生きてるんだろ?
みたいなことまで考えてしまうようになります。
こういうのって、大抵は問題そのものに悩んでいるんじゃなくて、
受験とか自分の周りのことがうまくいかないだけだったりします。
その証拠に、楽しいことがあったら自然と疑問が消えていったりするんですよね。
変化を恐れた脳が行動をストップさせようとしている
この成長痛がおこる原因は簡単です。
自分の変化を恐れた脳が、自分の行動にストップをかけようとしているんです。
生物で恒常性(ホメオスタシス)って習ったと思いますが、
あれと同じで僕たちも本質的には変化することが大嫌いなわけです。
だから、新しいことに挑戦しようとすると、
「それって本当に大丈夫なの?」
「やめたほうがいいんじゃない?」
って脳が言い訳をして僕らを止めようとしてくるんです。
ここで厄介なのが、「脳が言い訳をしてくる」ということです。
他人が言い訳したときは、
「それって言い訳だよね!」
って、すかさず言えるんですが、
自分の脳が言い訳してくるので、それがものすごーく正当な理由に感じちゃうんです。
目標が高ければ高いほど、脳は必死に騙してくるので見破るのはかなり難しくなってきます。
ちょっと、僕がどんなふうに脳に言い訳されてたのか例を挙げてみますね。
僕(ゆうぽん)が体験した不安について
僕が受験を考えだしたのは高2が終わる3月頃だったと思います。
最初のうちは、「京大に合格できるかどうか?」が一番の不安だったんですが、
調べていくうちに
「どうやら自分にも勝算がありそうだ!」
ということに気づいたんですね。
それは良いことなんですが、勉強を始めると次第にこんな考えが浮かんできました…。
「たいして成績が良いわけでもない自分が、京大なんて目指して大丈夫なのかなあ?」
「自分より頭がいい人はたくさんいるのに、受験する資格はあるのかなあ…?」
…これって傍からみたらスゴイ馬鹿らしい考えですよね^^;
でも、当時は真剣にこんなことを考えていました。
これって、つまりは、
勉強しなくていい理由を自分に与えようとしている
ということですよね。
最初は、純粋に「能力の問題で合格できない」と言い訳したかった。
でも、頑張ったら自分でも合格できることに気づいてしまった。
だから今度は、
「自分に資格はない」
「もっと頭がよくて、京大に向いてる人はいる」
という、
とにかく理屈を並び立てて勉強させないようにしていたわけです。
不安への対策方法2つ
それでは、この不安に対しての解決方法を紹介します。
まあ、解決方法といっても「これさえすればラクラク一発解決!!」みたいな方法ではありません。
(そういう方法があれば僕も困ってるので教えてほしいです)
やっぱり、日々の中でコツコツ実践するしかないのかな、という感じですね。
【1つ目】不安・悩みを肯定する
先程も話したように、
「合格できるかな?」
「自分には○○大学を受験する資格なんてあるのかな?」
といった悩みは、
ただ単に、勉強しなくていい理由を自分に与えてるにすぎません。
(あくまで、精神的な面の話です。合格できるかどうかは技術的な面もありますが、ここでは置いときます。)
「志望校にしちゃいけない」とか「受験する資格」とかないですからね^^;
だから、まずはそれを自覚しましょう。
そして、
「自分は成長しているんだな」
と肯定してください。
それだけでも意識が変わってくると思います。
【2つ目】小さく自信を積み重ねていく
悩み・不安を肯定したら、次は「小さく自信を積み重ねていく」ことが大切です。
不安になるのは自分に自信が足りないからですよね。
では、どうしたら自信が身につくのか?ですが、
これは「目標を立てて達成する」ということを繰り返していくだけです。
目標といっても、偏差値とか合格判定といった大きなことじゃないです。
むしろ、そういった大きなことを目標にしてしまうと挫折してしまいがちです。
そうではなくて、毎日20分でも英語を音読するとか、
「いつまでにこれをやる!」という計画を立てて、実際に達成してみてください。
自分が決めたこと・計画したことを達成していくと本当に自信がつきますよ。
いつか目標設定の方法についても教えられたら、と思います。
ちなみに、計画を立てることに慣れていない人は、2週間単位で目標設定してみてください。
それに慣れてきてから、1ヶ月単位の目標にするといいでしょう。
あまり先のことになると、挫折しやすいので最初は短期の計画を作ることがコツになります。
まとめ:不安を感じるのは成長している証拠
以上をまとめます。
・受験について悩んだり、不安を感じるのは成長している証拠
・変化を恐れた脳が勉強しなくていい理由を自分に与えようとしているだけ
・不安や悩みを肯定して、日々の中で小さく自分に自信を積み重ねていけば解決する
ということです。
志望校に不安を感じているということは、良いことなんです。
むしろ、「受験は楽勝♪」と感じているなら、更に上を狙えるということですからね。
成長痛を楽しんでください。