一生懸命勉強したのにテストで平均点が取れないと、ショックですよね。
みんながすんなり理解できることを自分だけ理解できなかったりすると、落ち込みますよね。
そんなとき、ついつい「自分って勉強向いてないかも…」って考えてしまいませんか?
勉強する才能がないから、人より理解に時間がかかったり、人と同じくらい勉強しても良い点数が取れないんじゃないかってきっと考えてしまうと思います。
でも、そんな人に言いたいことが、「受験勉強に”才能”とか関係ないよ」ってことんなんです。
むしろ、人はみんな100%勉強に向いてます。
この記事では、受験勉強に向いてないと感じた人に、ぜひ知ってほしいことを書いてみました。
そもそも、なんで勉強するのか?
テストで良い点を取るためのものではない
「みんな勉強に向いてる」って話をする前に、そもそもなんで勉強するのか?を各自で考えてみてほしいです。
受験生である皆さんの頭の中には、
「試験で良い点を取って、志望校に合格するため」
としか思い浮かばないかもしれませんね^^;
ただ、よくよく思い出してほしいのですが、大学は勉強する場所です。
勉強する理由が「テストで良い点を取るため」だけだったら、大学での勉強の意味は???ってなりますよね。
勉強とは「幸せ」になるために行うもの
ざっくりいえば、勉強っていうのは「幸せ」になるためにするものだと思います。
というのも、勉強することで、自分でできること・自分の行ける世界が広がるからですね。
(まあ、それはあくまで僕の考えでしかないんですけど^^;)
ただ「勉強がつまらない」とか「向いてない」って感じる人は、「ただ大学に受かるためだけ」にしか勉強していない人が多い気がします。
幸せになるために勉強する以上は、「勉強が向いてる・向いてない」以前に、勉強はやらざるを得ないものだと思っています。
大学に入っても勉強は続いていきますので、「点数を取るためだけ」としか理由が思い浮かばなかった人は、なぜ勉強するのかをもう少し考えてみてほしいな、と思います。
「合格したい」と思った時点で受験勉強に向いている
ここからは、メインの「勉強に才能は不要だ」っていう話をしていきます。
関心のあることは誰でも覚えられる
ちょっと話がそれるんですが、僕の高校の同級生にAKB48が好きな人がいました。
彼は、学校よりもAKBのコンサートや握手会を優先していたので、学校にはまともに来ないし、成績も当然悪かったです。
自分でも「おれは勉強に向いてない」って言ってましたね^^;
でも、彼はAKBのことになると、メンバーの顔と名前、歌詞、振り付けまで完璧に覚えてました。
きっと彼と同じように、みなさんも自分の関心のあることなら無理なく覚えられると思うんですよね。
つまり、関心さえあれば、誰でも覚えられる程度の頭脳を持っている、ということです。
そして、話を受験勉強に戻すと、これを読んでる人であればもう、受験勉強に十分関心を持ってるはずなんですよね。
じゃないと、受験勉強のブログなんて読みませんからね。
つまり、受験勉強に関心のあるあなたは、受験で必要な頭脳をすでに持ってるんです。
十分に受験勉強に向いてるってことです。
論理的=誰でも理解できる
「暗記はできるけど、問題が解けない・理解できない」って人もいるでしょう。
でも、それは本来ならおかしな話なんです。
なぜなら、すべての学問は論理的にできてるからです。
「論理的」とは、どういう意味でしょうか?
それは簡単に言えば、「個人の感覚的なものではなく誰もが納得できる」という意味です。
研究者がどんなに優れた発見をしても、みんなに理解されなかったら、自分の研究を評価してくれませんよね。
だから、どんな学問も論理的に、つまり誰でもわかるように作られています。
受験勉強でならう科目も例外ではありません。
では、「なんで理解できないことが出てくるのか?」というと、理解するために必要な知識が抜けているからですよね。
「引き算」を教えるとき、相手が「足し算」を理解していなければ説明できません。
それと同じで、どこかに知識の抜けがあるから理解できないことがでてくるんです。
それが理由なだけであって、本来なら受験勉強で習う範囲はなおさら誰でも理解できるようになっています。
トップ1位になる必要はない
そして、「受験勉強に才能は必要がないこと」の最後の理由は、
「”試験で1番”にならなくても合格できるから」ですね。
仮に東大に合格することが目的だとしても、東大生って1学年で3000人いるんですよ。
日本で1番と言われる大学でも、3000人もいれば正しい努力で必ず合格できます。
それとは反対に、トップ1位になるためには、努力じゃどうしようもない範囲が絡んできます。
だって例えば、自分がレスリングで金メダルを取ろうとしても、同世代に”吉田沙保里”みたいな人がいたら勝てないですよね。
だって100連勝とかしてた人ですよ。
そんな人と戦って勝つとなったら、才能が必要と言われても納得できます。
ただ、それに比べて、東大は3000人の中に入れば合格です。
想像してみてください。
吉田沙保里みたいな人が世の中に3000人もいると思いますか?
(あくまで受験勉強の世界で吉田沙保里並みの学力を持った人、という話です^^;)
…いないですよね。
それだけ強い人が日本にたくさんいたら、世界征服できちゃいますよ笑
このように、1対1で戦わなければいけないスポーツに比べれば、受験は母数が大きくなるので、運とか才能の要素はなくなって、個人の努力でなんとかなる範囲になっています。
(数学で「大数の法則」と呼ばれている考え方みたいなもんです。)
つまり、受験勉強に向いてない人とか才能がない人なんていないんです。
ここまでをまとめると、「合格したい」と思った時点で、あなたは受験勉強に向いているということになりますね^^
勉強が向いてないと感じる原因と解決方法
成績が伸びないから
じゃあ、なんで「受験勉強が向いてない」なんて考えてしまうのでしょうか?
それはやっぱり、「成績が伸びないから」でしょうね。
ただ単に、「勉強したくないから」ってパターンもあるかもしれません^^;
人間の脳って巧妙にできていて、自分が「勉強嫌だな~」って感情になると、それを正当化する理由を考え始めるのです。
わかりにくいかもしれないので、”Sour grapes”という話を例にあげます。
あるとき、ブドウを取ろうとしたキツネがいたんですが、ブドウの木が高くて手が届かなかったんですね。
それで、そのキツネが言った言葉が「あのブドウは酸っぱいに違いない(Sour grapes)」と言って去っていったという話なんです。
・・・でも、ブドウが酸っぱいなんて根拠は何一つありませんよね。
これって、「ブドウが取れなくてストレスが溜まるな~」と感じたときに、脳が「そうだ、酸っぱいという理由をつけて諦めさせよう」と勝手に働いたってことなんですよ。
つまり、「論理的な思考」よりも「感情」のほうが優位に立ちやすいってことなんです。
「自分には勉強なんて向いてないな~」って感じてる人も全く同じです。
勉強するたびにストレスがかかるので、本人に諦めさせようと脳が勝手に働いた結果、「自分には向いてない」という理由がでてきたわけです。
一言で言うと、脳に騙されちゃってるんです。
「正しい方法」で「継続する」ことが必要
以上のことを踏まえると、「自分が受験勉強に向いてない」と感じるときの解決方法は、
・正しい方法で勉強する
・きちんと継続する
という2つしかありません。
これは、結果を出すための方法と全く同じですね。
正しい方法で勉強しなければ、結果が出ないので精神的にツラくなってきます。
きちんと継続して勉強しなければ、脳が受験勉強を必要だと理解してくれないので、先ほど説明したような勝手な言い訳を考え始めてしまいます。
「自分には才能がない」と感じて挫折しそうになっている人は、少し休憩しても構わないので、絶対に諦めないようにしてください。
ここまで話したように、受験勉強には才能なんて関係ありません。
確かに、今すぐには、そんな考えを受け入れられないかもしれませんね。
でも、結局は時間の問題です。
正しい方法でしっかり継続して勉強していれば、「あの頃は、なんで才能とか考えてたんだろ^^;」って気持ちになるので諦めないでください。
まとめ:人はみな100%勉強に向いている
以上の内容をまとめると、
・「なぜ勉強するのか?」を明確にしておくと迷ったり悩んだりする回数が減る
・受験勉強に才能は関係ない。「合格したい」と思った時点で勉強に向いてる。
・正しい方法で、しっかり継続すれば、「向いてない人」なんていないことがわかる。
ということですね。
僕は受験勉強を通して、「大抵のことは、やればできる」という信念を持つことが出来ました。
この考え方ができるようになったことは、学歴よりも貴重なことだと思っています。
受験勉強に才能とか「向いてる・向いてない」とか関係ありません。
そんなことを理由に挫折するのはもったいないです。