みなさんは、「色」が脳に影響をあたえることをご存知でしょうか?
僕達の身の回りには、いろんな「色」で満ち溢れています。
今回は、その「色」が脳にいろいろな影響を与えることについて話したい思います。
(ちょっと「いろ」って言いすぎですかね^^;)
脳は色に影響される
例えば、あの「マクドナルド」の看板や店内は、「赤色」を基調としていますよね。
なぜ、「赤色」なのか?青や黄色じゃダメなの?ってことなんですが、それは「赤色」が食欲を一番促進させる色だからです。
おそらくこれは、人間が進化する過程で肉食動物だったことの名残なんだと思います。
血肉の色は、赤色ですからね。
だから、赤色を見ると食欲が湧くんです。
その一方で、満腹時に一番不快に感じる色も「赤色」なんです。
だから、店の看板や内装を赤色にしておくと、
1.食欲が刺激されてお客が店にやって来やすくなる
2.食事をした後、店の赤色に居心地が悪くなって早く帰る→回転率が上がる
というメリットがあるんですね。
このように、人間は周囲の「色」に知らないうちに影響を受けているわけです。
そして、「色」が心に与える影響を調べる学問を「色彩心理学」といって、さっきのマクドナルドの例のように、その研究結果がいろんなところで使われています。
集中力が上がるのは「緑」
で、みなさんにとって一番関心があるのは、きっと「集中力を上げてくれる色」ですよね?
色彩心理学によると、人間を最も落ち着かせ、集中力を高めてくれる色は「緑色」なんだそうです。
そういえば、黒板なんかも緑色してますもんね。
授業に集中してもらうために、緑にしているのかもしれません。
ちなみに、黒板が「黒」ではなく「緑」であることの理由を解説しておきますと、
もともと明治時代に初めて登場したときは「黒」だったんですが、
・戦争で黒の染料が入手困難になった
・黒よりも緑のほうが目に優しく、見やすいから
という理由で「黒」から「緑」になったそうです。
まさに、豆知識ですね^^
まとめ:部屋に緑を取り入れてみよう
まとめると、勉強するとき一番集中力が上がる色は「緑色」ということになります。
みなさんも、自分の勉強机や部屋の中に緑色のものを取り入れてみてはいかがでしょうか?
僕の場合は、部屋のカーペットが緑色になっていて、そのおかげで部屋では多少は集中できているのかもしれませんね^^;
PS.
ちなみに、今回の記事は↓の本を一部参考にしました。
脳科学の本は勉強に役立つことも多いので、受験生にとってはかなり面白いんじゃないかと思います。
最新脳科学が教える 高校生の勉強法 東進ブックス
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