試験直前になると、気持ちが焦りますよね。
僕が受験生のときも、焦りで勉強が手につかなかったり、何していいかわからなくなったり…
結構ムダな時間を過ごしたことを覚えています^^;
ということで今回は、焦りで勉強が手につかなくなってしまったときの対処法をまとめました。
この記事を読めば、焦りに対する認識が変わるだけじゃなく、毎日の不安から解放され、自信をもって試験本番まで勉強を続けることができます。
では早速、焦りの対処法を見ていきましょう^^
自分に自信をつけて焦りを溶かす
・勉強してきたことを見返す・記録する
焦って勉強が手につかないのは、自分の成長が実感できなくて不安になるからですよね。
そんなときは、勉強に使ったノートや参考書を見返してみてください。
たくさんの英単語を暗記してきたことや、最初は理解できなかった計算も、今では理解できるようになったことなど、自分の成長を感じ取ることができると思います。
日々の勉強の記録をつけることもオススメですね。
手帳や日記などに毎日の勉強時間・内容などを記録して定期的に見返してみてください。
こうやって成長を感じ取り、自信をつけることで焦りは勝手に消えていきます。
・直前期は成長率が高い
「収穫の秋」という言葉があります。
お米でいうと、春ごろに田植えをしたものが実り、収穫できるようになる季節が秋だということですね。
実は受験でも、これは同じことが言えます。
春から頑張ってきた勉強が実って、一気に成長できる季節が秋から冬にかけての直前期なのです。
もしかすると、皆さんの中には夏休みに一生懸命勉強したにもかかわらず、模試の合格判定などでいい結果が出ず、落胆したなんて人もいるかもしれません。
でも夏の時点で結果が出ないのはある意味当然なのです。
なぜかというと、受験における成長は指数関数のようなカーブを描くからですね。
春から夏にかけては、勉強する内容が基礎レベルだったり、定着しきっていないこともあって、成長のカーブは緩やかです。
それに対し秋から冬にかけては、試験本番を意識した勉強によって、基礎が生かされ知識の定着が進み、成長のカーブが急激に上がり始めます。
つまり試験直前である、今が一番伸びやすい時期なんです。
「いまの成長率で、志望校に合格できそうにないから…」といって、志望校をあきらめたり、焦ったりする必要は全くありません。
これから春から夏にかけて、基礎固めという種をしっかり蒔いた人は、これから爆発的な伸びが期待できるので、今のままのペースで焦らず勉強を続けてください。
焦っているのは自分だけじゃないことを理解する
ライバルも焦っていることを知る
いまのままの勉強でちゃんと合格できるのかを考えると、焦るし不安になりますよね。
でも、ちょっと考えてみてください。
頑張って勉強している皆さんでさえ焦っているんですから、同じ大学を目指すライバルも、同じように焦っているとは思いませんか?
皆さんが苦しいときは、ライバルもみんな苦しいんです。
焦って勉強が手につかないときは、そのことを思い出してみてください。
「自分一人がプレッシャーで勉強できないわけじゃない」
それを知るだけでも焦りが和らぐと思います。
ライバルは勝手に消えていく
受験勉強が始まる当初は、みんな焦りを感じないので、志望校に向かって必死で勉強に取り組みます。
でも、試験本番が近づくにつれて、自分の成績が足りないことに焦りを感じ、志望校のレベルを下げるなどして、みんな諦めてしまうんですよね。
僕が京大を受験したときも、夏の模試の時点では倍率が2.5くらいあったのに、試験本番では倍率が1.3くらいまで下がってました。
つまり、諦めずに走り続けていればライバルは勝手に消えていくということです^^;
皆さんは焦りに負けずに、今まで通りの勉強を続けてください。
気づいた頃には、ライバルはうんと少なくなっています。
一つに集中することで焦りを消し去る
・優先順位をつけて一つに集中
皆さんは、試験が近いからといって、あれもこれも勉強しようとしていませんか?
どれだけ優秀な人間でも、一度に一つのことしか取り組めません。
「あれも、これも」といって、たくさんのことに取り組んでも、すべて中途半端に終わってしまいますし、それでは余計に焦ってしまいます。
ここはいったん落ち着いて、勉強に優先順位をつけましょう。
優先順位をつけたら、上から順に一つずつ取り組んでいってください。
そうやって勉強しているうちに、焦りは自然と消え去っていきます。
不安を冷静に見つめて焦りを取り除く
焦りを感じてしまうのは、心の中に不安を抱えているからです。
でも、その「不安」って具体的になんなんでしょうか?
ここでは、不安を冷静に見つめることで焦りを取り除く方法を紹介します。
・紙に具体的に書きだしていく
自分が不安に思っていることを全部、紙に具体的に書き出してみてください。
・いまのままの勉強法で合格できるか不安
・本番まで時間が足りないような気がする
・落ちたらみんなに笑われるのかな…
・浪人したくない
・………
・……
・…
などなど、思いつく限り挙げていってみましょう。
・対策を考える
自分が不安に感じていることに対して、取れる対策を書き出していきます。
・いまのままの勉強法で合格できるか不安
→他には○○と○○という勉強法があるが、今から切り替えると中途半端だから、現在の勉強法を貫くしかない。
・本番まで時間が足りないような気がする
→1時間早く起きて勉強する。ムダな時間を削る。
・落ちたらみんなに笑われるのかな…
→失敗して笑われたとしても、挑戦せずに未練を感じ続けるよりはマシだ。
・浪人したくない
→いま勉強を頑張って、なるべく合格する可能性を高めるしかない。
・………
・……
・…
こんなふうに、こちらも思いつく限りの対策を書き出していってみます。
・結局「やるしかない」ことに気づく
こんなふうに実際に書き出してみると、気づくことがあるんじゃないでしょうか?
おそらくですが、紙に書き出したことの8割以上は、「悩んでもどうしようもないこと」になっているかと思います。
例えば、「落ちたらみんなに笑われるかな…」とか「浪人したくないな」とかです。
はっきり言って、そんな心配したってどうしようもないですよね^^;
そんなことに悩んだって、結局やるべきことは変わらないですし、目の前の勉強を頑張ることでしか、その悩みの解決はできないわけです。
このように、人間というのは、悩んでも意味がないことで不安になったり、悩んでしまったりするものです。
焦りで勉強が手につかないときは、その原因を自問自答しながら、紙に書き出してください。
結局「目の前のことをやるしかない」ことに気づくと思います。
そうやって冷静に不安を見つめることで、焦りを取り除くことができます。
焦りを肯定してしまう
「焦る」と聞くと、悪いものだと考えてしまいがちですが、悪いことばかりじゃありません。
焦ること良い面を知って認識を改めることで、自分の味方にしてしまいましょう。
・焦りが脳を活性化して記憶力をアップさせる
人間の脳は、毎日大量の情報を処理しています。
なので、たいていのことなら何度も繰り返さない限り、脳は記憶にとどめようとはしません。
これこそが復習が大切だといわれる理由ですね。
しかし、「感情が伴った記憶」については例外です。
皆さんも、好きな異性との思い出や、部活で経験した悔しいことは簡単に忘れたりしませんよね?
それと同じで、感情が伴うことで記憶力をあげることができます。
もちろん焦りすぎは良くありませんが、多少焦りながら勉強したことは、記憶に残りやすいのも事実です。
「焦ってはいけない」という思いが強いと、余計に焦ってしまいます。
そんなときは、焦ることのいい面を思い出してみましょう。
・苦しみも成長の種だと考える
これを読んでくれている皆さんは、受験という大きな壁にぶつかってたくさん悩み、苦しんでいることだろうと思います。
「なんでこんなに勉強しなくちゃいけないんだろう?」
「こんなことなら、もう諦めてしまいたいな」
…正直、こんなことを考えてしまう日もありますよね。
でも焦ったり不安になりながら、一つのことをやり通した経験は、必ずあなたの財産になります。
僕自身も、自分の立てた計画で諦めずに勉強して京大に合格できたことが、自分の中の大きな成功体験になっています。
たとえ頑張った結果、合格できなくてもいいんです。
一つのことにあきらめず取り組んだこと自体が、人生における貴重な体験になります。
苦しみも成長の種です。
焦りで勉強が手につかず苦しんでいることは、あなたを確実に人間的に成長させてくれます。
だから、焦ることをそんなに否定しないでください。
気分転換で焦りを吹っ飛ばす
焦りで勉強に手がつかなくなったら、気分転換をするのも一つの手です。
焦る気持ちも永遠に続くわけではありません。
中途半端な気分で無理に勉強するよりは、気持ちを入れ替えてみてはいかがでしょうか?
・趣味や散歩で気分転換
カラオケで大きな声を出したり、運動して汗流すなど、自分の好きなことをすると気持ちも晴れてきますよね。
僕のおすすめは散歩です。
お金もかけず、短時間で戻ってこれるので、一番簡単な気分転換だと思います。
僕自身は、飲み物やお菓子を買いに行くという名目で、少し遠いコンビニまでよく散歩しに行ってます。
・合格した自分を想像する
合格したときの自分、あるいは合格後の大学生活について想像してみましょう。
・合格発表の瞬間
・胴上げされているときの気持ち
・合格を友人や両親に伝える様子
・大学で講義を受けてる自分の姿
・どんなサークルに入るか
…などなど、なるべくリアルに想像することがコツです。
きっと勉強に対するモチベーションがわいてきますよ^^
・合格体験記を読む
これはさっきの「合格した自分を想像する」と被るところがあるんですが、合格体験記を読むのもオススメです。
僕は焦りでどうしようもなくなったときは、通っていた高校の合格体験記をひたすら読んでました。
ほんとに読み過ぎて穴が開くんじゃないかってくらい読んでました笑
合格体験記は身近な人のものがオススメなんですが、ない場合はネットに落ちてるものやAmazonで売ってるものでもいいと思います。
僕、ゆうぽんの合格体験記も公開しようと思いますので、完成したらぜひとも読んでほしいと思います^^
・湯船に浸かる
お風呂に入って気分転換するのは、僕も結構やってます。
まあ、シャワーでも構わないんですが、僕のオススメは湯船にしっかり浸かって体を温めることですね。
というのも、体をしっかり温めるとネガティブな考えが消えて、前向きなことしか考えられないようになるからです。
これは聞いた話なんですが、体の冷えをとると不安や鬱の症状が和らぐらしいんですよね。
実際、僕も湯船にしっかり浸かると不安が消えて、勉強へのモチベーションが回復することが多かったですし、いまでもやってます。
なので、シャワーで済ませてしまう人は湯船に浸かるということをやってみてください。
・早めに寝てしまう
どうしても勉強が手につかないなら、その日は早めに切り上げて寝てしまうのもアリです。
特に直前になると、不安のせいで夜遅くまで勉強してしまう人がいますが、やめたほうがいいです。
試験は朝から始まるので、それに合わせて生活習慣も規則正しく保ちましょう。
そのほうが一日を有意義に使えますし、本番のパフォーマンスも上がります。
まとめ:焦っても大丈夫。きっとなんとかなる!
以上まとめると、
- 自分に自信をつけて焦りを溶かす
- 焦っているのは自分だけじゃないことを理解する
- 一つのことに集中することで焦りを消し去る
- 不安を冷静に見つめて焦りを取り除く
- 焦りを肯定してしまう
- 気分転換で焦りを吹っ飛ばす
という6つになります。
試験本番が近づくことで焦っているのは、決して自分だけじゃありませんし、焦りにはいい面もあります。
だから焦っているからという理由で、あまり不安にならないでください。
いままで通りの勉強をしっかり続けていればきっと合格できます。