自転車と因数分解と勉強のコツ

 

以前、メルマガで配信した内容を一部抜粋して掲載します。

 

自転車と因数分解と勉強のコツ

 

(前略)

 

じゃあ、なんで抽象的な話をするのか?なんですが、

その理由は、抽象的に考える力が身につけば、
放っておいても成績が上がると考えてるからです。

 

いい機会なので、今日はその話をしますね。

 

 

ちなみに、抽象的ってどういうことかというと、
イメージとしては因数分解をするようなかんじです。

複雑な文字式の中から、共通項を括って単純化するイメージ。

 

 

「抽象的」という言葉自体は、現代文でも出てくるでしょうし、
せっかくなんで、ちゃんとした意味をいま辞書で調べてみますね…。

 

ありました↓

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【抽象的】

1. いくつかの事物に共通なものを抜き出して、それを一般化して考えるさま。「本質を抽象的にとらえる」
2. 頭の中だけで考えていて、具体性に欠けるさま。「抽象的で、わかりにくい文章」⇔具象的/具体的。

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1.に書いてあるとおり、
いろんな物事の共通点を抜きだして考えることを
”抽象的”というわけです。

 

わかりにくいと思うので、例をあげてみましょう。

 

 

例えば、この前テレビでやってたのですが、
「4歳の子供が30分で自転車に乗れるようになる」
という自転車教室が特集されてました。

 

ちょっと信じられませんよね^^;

 

 

だって、僕なんか自転車に乗るとき、
近所の公園で何度も何度も転んで、

泣きそうになりながらも丸一日かけて、
やっと乗れるようになった記憶があります。

それが30分で約7割の子供が乗れるようになるなんて…。

 

どうやって教えてるのか気になったので、
そのときは昼食中だったのですが、
もう、ご飯そっちのけで食い入るようにテレビ観てました^^;

 

 

そしたら、

 

①まず、ペダルなしの状態で鬼ごっこをさせて、
バランスを取る練習をさせます(約20分)。

②次に、ペダルありの状態で親御さんが支えながら、
前にペダルを漕ぐ練習をさせます(約10分)。

 

これだけで、最後に一人で自転車に乗れるようになるんです!!

びっくりですよね。

 

これは「自転車に乗る」という行為を2つに分解してるんです。

 

つまり、
・バランスを取りながら、
・ペダルを漕ぐ
という2つです。

 

 

これを別々に練習すれば、
「とにかく自転車に乗ろうとしてるだけ」
の人より遥かに速く成果が出るんです。

 

 

 

同じことは、受験勉強でも言えます。

 

逆転合格セミナーの最後までたどり着いた人は、
知ってると思うのですが、

「”基礎”と”応用”に分けて考えましょう」
みたいな話をしましたよね。

 

これも、受験勉強を2つに分解してるわけです。

・科目の全体像を把握する勉強と、
・過去問を解くために知識を深めていく勉強

というふうに、分けたほうが速く結果が出るということです。

 

 

で、”抽象的”の話に戻るのですが、僕はいま、
「自転車に乗るコツ」と「受験勉強で結果を出すコツ」
の共通点を見つけたことになります。

 

そして、その共通点は、
”要素に分解する”ということでしたね。

 

このように、”自転車”と”受験勉強”という
一見関係ないようなものを結びつけて、

 

 

その共通点を見つけることが、
抽象的に考えるということなんですよ。

 

で、僕としては、これを読んでいるあなたにも、
より抽象的な視点から物事を考えられるようになってほしいんです。

 

 

なぜなら、最初に言ったとおり、
抽象的に考えられる人は、
「何をやっても結果を出せるから」です。

 

もちろん、受験勉強も含めて、です。

 

 

逆に、抽象的に考えられない人は、
何をやらせても結果が出ない…

とは言わないまでも、
時間もかかって効率が悪いんじゃないかと思うんです。

 

(後略)

 

以上になります。

メルマガやっているので、気になる方はぜひとも登録してみてください^^