メルマガでは、勉強法についての動画を配布しているのですが、
いつも必ず感想を書いてもらうようにしています。
なぜ感想をもらうようにしているのかというと、
なんでもいいので書いたほうが頭に定着しやすいからです。
(もちろん、ぼく自身が反応を見たいというのはありますが)
というのも、感想を書こうと思ったら、
自分なりに頭を使って考えなければいけないからですね。
参考になった部分やその理由、
それを元に今後どうやって改善していくか…などなど。
「面白かった」とか「よかった」みたいな感想なら、
何も考えずに書けますが、
ちゃんとした感想である限り、
何も考えずには書けませんよね。
そして、一度自分の頭で考えて整理すると、
時間がたってもほとんど忘れることはありません。
例えば、大学ではゼミというものがあります。
簡単に言うと、先生から教わるのではなく、
自分が発表する形式の授業なのですが、
イチバン勉強になるのは、
この「ゼミの授業」だったりします。
というのも、人にわかりやすく伝えようと思ったら、
最低でもその人以上の知識を持っていないとダメですよね。
人にわかりやすく教えようと思ったら、
感覚でも3倍以上の知識・理解度が必要になってきます。
それに加えて、人前で話すというプレッシャーもあるので、
いつもより頑張って勉強もするわけです。
なので、皮肉なことなんですが、
誰かから教わるよりも自分が教えた方が勉強になるんですよね…。
(大学の授業料を払っているのに…^^;)
つまり、「学ぶ=教える」ということです。
なんか面白いですよね。
物理でいう、作用・反作用の法則みたい。
作用と反作用は必ずセットになっていて、
どちらか片方だけなんてものはありえないわけです。
そして、それが勉強についても成り立つわけです。
だから、もし1時間くらい授業を受けるんだったら、
授業は10分だけにして、
残りの50分を自分で発表するほうが
はるかに勉強になるんじゃないかと思うのです。
もちろん習っていない範囲を自習するのは、
なかなか難しいことですし勉強効率も悪いでしょう。
でも、ある程度の基礎的な内容が理解できたら、
あとは自分なりに問題を解いたりして
自分で理解を深めたほうが速いんですよね。
そして、わからないところは先生に質問する、ということです。
僕はそんな感じで、学校と家の往復だけで合格しました。
とにかく、「たかが感想」とは思わずに、
これも受験勉強の一環として自分なりに書いてみてください。
毎日の授業でも、終わった後は自分なりに要点を整理してみたり、
普段の勉強でも記録をつけたりするといいです。
勉強について一番の失敗要因は、受け身になることだと思うので、
それさえ防げば大きく失敗することはないと思っています。