自分の現在の学力で志望校を選んではいけない理由

そろそろ模試の季節になってきましたね。多くの受験生が夏休みでの模試の合格判定を利用すると思うんですが、すこし注意してほしいことがあります。

 

それは、現在の学力だけで志望校を決めないでほしいということです。

 

もちろん判断材料にはしてほしいんですが、それがすべてだと思わないでほしいということです。今回はその理由について話していきますね。

 

勉強のコツをつかめば学力は短期間で一気に上昇する

たいていの受験生は志望校を決めるとき現在の自分の学力だけを判断材料にすると思います。

 

でもこの判断の仕方には一つ重要なことが抜け落ちています。それは学力というのはコツをつかめば一気に上げられるということです。

 

人間というものは日々成長しているものです。ましてや学生である皆さんは日ごろから勉強を積み重ねているのですから、1年後の試験本番での実力は現在からは計り知れないものになっています。

 

それにこれは僕の持論ですが、いまどれだけ難しく見えるような志望校でも、あなたが真剣に合格したいと考えているならたいていの場合は合格できるんじゃないかと思っています。

 

真剣に考えていることはたいていうまくいく

ちょっと信じられないかもしれませんね^^;でも少し考えてほしいのです。

 

東大生を多く輩出している灘校のような有名学校の生徒は、なぜそれほどまでに難関校に合格できるのでしょうか?

 

皆さんはその理由を頭のいい生徒がたくさん集まるからだと思いますか?確かにそうかもしれませんね。でも僕はもっと他に大きな理由があると思うんです。

 

…その理由とは、彼らが「先輩のほとんどが東大に合格しているんだから自分も合格できるだろう」と真剣に考えているから、です。

 

普通の受験生なら「自分が東大なんて無理なんじゃないか?なによりいまの学力が全然足りてないし…」と考えるのに対して、有名進学校の生徒は「あの先輩も合格しているから自分も大丈夫だろう。いま学力は全然足りてないけど」と考えるのです。

 

つまり基準が違うんです。基準が違うから毎日の行動も違ってきます。そして毎日の行動の違いは受験結果に違いを生み出します。

 

過去のデータから判断する

「じゃあ何から判断すればいいんだよ!」と感じるかもしれませんので、ひとつの判断基準を話しておきます。

 

それは過去のデータから判断するということです。

 

簡単にいうと過去の受験データを見て、自分と同じ状況の人が、どんなふうに成績を伸ばしていってどこを受験し、結果はどうだったのかを参考にすることです。

 

このとき一番理想的なのが、通う学校も、模試の結果も、得意科目も、志望校も、何から何まで同じというパターンですが、まあこんな例はほぼあり得ませんね^^;

 

要はなるべく自分と近い状況の人の結果を集められるとかなり参考になると思います。

 

ぼくも京大を志望校に決めたときは全然学力が足りてなかったので、決して自分は合格できるなんて確信できませんでした。

 

それでも諦めずに勉強を続けられたのは学校の進学の記録に、僕と同じような学力の人で1年後に京大に合格しているが数名いたからです。

 

そういう過去のデータがあったおかげで「自分にも可能性があるのかもしれない」と思い、勉強し続け無事に志望校に合格することができたのです。

 

まとめ

・現在の学力だけを判断材料にして志望校を決定しないほうがよい。なぜなら1年というスパンで見ると学力や試験結果は大きく変化しやすいから。

・先輩などの過去のデータも判断材料に入れるとよい

 

とにかく偏差値とか合格判定とか外の基準はあてにならないですね。それよりも自分の中の基準を信じて勉強したほうがうまくいっているような気がします。あくまで僕の周りを見ての意見ですが…。