逆転合格するためには孤独を乗り越えなければいけない

 

先日、風邪を引いたときに映画を見ていました。

そのときに面白いと思うものがあって、
みんなの学びにつながると感じたので紹介します。

 

イミテーション・ゲームという映画です。

Youtubeの予告編リンク↓

 

こんな内容の映画です(引用)↓

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第二次世界大戦時、ドイツ軍が誇った世界最強の暗号<エニグマ>。
世界の運命は、解読不可能と言われた暗号に挑んだ、一人の天才数学者アラン・チューリングに託された。
英国政府が50年以上隠し続けた、一人の天才の真実の物語。
時代に翻弄された男の秘密と数奇な人生とは――?!
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簡単に言えば、ドイツ軍が使っている”エニグマ”と呼ばれる暗号を
イギリスの数学者アラン・チューリングが解読するという話です。

 

「暗号を解読してどうなるの?」というと、
ドイツ軍が攻めてくる場所や兵力・兵器など、
極秘の情報がすべて掴めるようになるわけです。

それはすなわち、戦争の勝利につながるということで、
必死になって暗号を解読を試みているわけなのです。

 

(ちなみに、このアラン・チューリングという人については、
知っておいて損はないかなと思います)

 

 

 

で、この映画を見て僕が思ったことなんですが、
”孤独”がテーマの話なのかなって思いました。

 

というのも、主人公であるアラン・チューリングが、
とにかく天才すぎて周囲の人と衝突するのです。

(まあ、あくまでこれは実話を元に作られた物語でしかないのですが)

 

 

例えば、チームになって暗号解読の仕事をするように命じられても、

「君たちに僕の考えを説明している時間がムダだ」
「僕だけで十分だから話しかけてこないでくれ」

みたいなかんじで協調性がゼロなわけです。

 

まあ、感じが悪いですよね^^;

 

 

そして、そうする中でチューリングは、
エニグマを解読する方法を思いつきます。

それは、人間の計算スピードでは暗号を解く鍵を探しきれないので、
機械に計算させようというアイデアです。

 

これはまさに、現代のコンピュータに当たるものなのですが、

この当時はコンピュータというものがなく、
周りの人から見れば、ただ円盤がぐるぐる回っているだけのおもちゃにしか見えません。

(予告編の動画に出てくる機械です)

 

しかも、その”おもちゃ”にしか見えないものには、
異常なほどにお金がかかってくるわけです。

 

そんなわけで、何度も途中で撤去されそうになるのですが、

結果的に、見事に暗号(エニグマ)は解読されて、
イギリス軍はドイツ軍に勝つことが出来ました。

 

 

 

こういう例でもわかるように、
頭のいい人の出す優れた意見・アイデアというのは、
悲しいことに、みんなには理解されません。

 

というのも、逆に考えてみてください。

みんなから理解されるようなレベルのことなら、
すでに誰かがやっていますよね。

誰にも理解されないようなことだからこそ、
非凡な結果が出てくるのです。

 

最近流行りのニンテンドースイッチは、
発売前は「絶対売れない」ってめちゃくちゃに叩かれてました。

でも、いざ発売してみたら、
お店で買えなくなるくらいに売れています。

iPhoneも全く同じです。

 

 

受験勉強だって、周りの人を一気に抜かしたいのであれば、
みんなと同じ努力をしていたって普通の結果が出るだけですよね。

尋常じゃない結果が出たのであれば、
それは人とは違う方法で勉強したからです。

 

だから、人よりも大きな結果を出そうと思ったら、
方法を知っているだけじゃダメなのです。

理解されない孤独を乗り越えて、
さらに実行しなければいけないのです。

 

 

「人と同じ努力をしていたら、人と同じ結果しか出ない」

これは意識しておいた方がいいでしょう。

 

 

 

そして、自分が上に行けば行くほど、
そういう辛さとも向き合っていく必要が出てきます。

 

みなさんは、
「もし、自分が天才だったらな~」
って考えたことはありませんか?

 

僕は何度もあります^^;

勉強しても結果が出ないときって、
「自分が天才だったら…」なんて無意味な妄想をしてしまうんですよね。

 

 

でも、この映画からも分かる通り、
天才には天才にしかわからない苦労があるわけなのです。

すごく合理的で正しいことをしているつもりが、
周囲の人からは理解されなかったり…。

 

同じように、お金持ちになったら、
お金持ちにしかわからない苦労があるんだと思います。

美人には、美人ならではの苦労があるのでしょう。

悪い人、変な人が寄ってくる…とか?ですかね。

 

そして、京大生には京大生ならではの苦労が…笑

周りからの期待やプレッシャーという意味では、
多少はあるかもしれませんね^^;

 

 

…こういう話をすると、
「そんな苦労があるなら上を目指すなんて嫌だ」
と思うかもしれませんが、それはあくまで一部です。

全体から見れば、
高みを目指すことは遥かにプラスになります。

なので、安心してくださいね。

 

合格すれば周りの人はみんな喜んでくれますし、
大学で新しい仲間と楽しく過ごすことができます。

僕自身、受験勉強を頑張ってよかったと思っていますし。

 

 

じゃあ、僕が何を言いたかったのか?というと、
「みんなそれぞれで苦労しているんだから、自分は自分で頑張りましょう」
ということです。

 

なんか、こうやって文字にすると、
平凡になってしまいますね^^;

 

 

とにかく、自分より優秀な人を目の前にすると羨ましく思ってしまいがちですが、
その人にはその人なりの苦労があるということです。

「立場が変わったから楽できる」なんてことは、
決してあり得ないということです。

 

そんなことが学べるいい映画でした。

興味を持った方は是非とも見てみてください^^