将来の夢は”定義不可能”な方がいい

 

こんばんは!ゆうぽんです^^

 

前回のメールは読んでいただけましたか?

「意味ある」とか「意味ない」ということについて、
僕なりに思うことを書いてみました。

 

受験生にありがちな挫折を防げると思うので、
まだの人はぜひとも読んでみてくださいね。

 

 

ちなみに、メールの最後のところでアンケートのコーナーを作ったのですが、
投票してくれた人が思ったより少なくて、ちょっとショック…^^;

リンクを押すだけで投票できるのでやってみてください!

僕のブログ内にある隠しページに飛ぶだけなので、
ほんとに安心して押してもらって大丈夫ですよ。

 

それで、前回の内容を送ったあとに思い出したのですが、
以前こんなメールをもらったことがあります↓

 

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(前略)

文系&理系になやんでいます。
私は、正直それ以前の問題です。

将来自分が何したいか分からず自分が分かんないです。

私の夢はどちらかというと大学に合格することに集中しすぎて、将来の夢が分からないです。

こんな自分おかしいしと思うのですが、どうしたらよいでしょうか?

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文理分けって悩みますよね。

まあ、僕は理系の内容に興味があったので、
「理系しかありえないな」というかんじで選びました。

 

でも、そんな僕でも、どちらか一方を選ぶというのは、
もう一方の可能性を捨てているような気がして、

「理系で大丈夫だよね…?」と若干不安になった覚えがあります。

 

 

で、この方への返信としては、

・将来の夢が決まっている人なんてほとんどいない
・将来ではなく”今”興味のある方を選ぶといい
・先のことは気にせず目の前のことに集中していたらいい

といった内容のことを伝えました。

でも、いいタイミングですし、
今回はそれついて詳しく掘り下げようかと思います。

 

この方が言っている”将来の夢”というのは、
”将来の職業”という意味だと思うので、その前提で話しますね。

 

 

 

それで、将来の職業を考えるにあたって今後重要になるのが、
やっぱりテクノロジーの進歩です。

特に、人工知能(AI)の分野はすごいですよね。

 

 

この前は、Googleが最強の囲碁AIを作ったというニュースがありました。

”AlphaGo Zero”という名前だったと思います。

 

これは、かつて世界チャンピオンを倒した
“AlphaGo”というAIよりも遥かに強いんだそうです。

どれくらい強いかというと、自分一人で囲碁を勉強して、
たった3日で人間が到底及ばないレベルまで強くなれるらしいですよ。

 

 

あるいは、最近では、
メガバンクのリストラなんてニュースもありました。

これは、”書類のチェック”だとか”数字の入力”といった
人間じゃなくてもいい簡単な仕事をAIに任せよう、ということだそうです。

 

たしかに、機械なら不眠不休でミスなく働いてくれますし、
会社としては確かにそのほうがありがたいのでしょう。

 

でも、びっくりですよね。

というのも、僕らの親の世代では、
銀行員といえば一生安泰みたいなイメージがあったからです。

 

 

まあ、未来のことは予測できないですね。

だから、予測不可能な未来よりも、
いまに集中して実力をつけよう!という…

それが前々回の内容でした(復習)。

 

 

 

それで、本当に言いたいことは、

ルールがハッキリと決まった(定義されている)ことについては、
もう僕たち人間じゃ及ばないのだ、ということです。

僕らは3日で人類最強の棋士にはなれないし、
不眠不休で正確に数字を入力し続けることもできません。

 

でも、その一方で、
AIにだって苦手な分野もあると思うのです。

 

 

例えば、少し前ですが、ボクシングの村田選手が
前回の対戦相手と再戦して世界チャンピオンになりました。

再戦した理由は、前回の判定結果が
みんなの納得のいくものではなかったからです。

 

「ダウンを取ったから勝ちでしょ」という意見が大半でしたが、

「出した手数や戦う姿勢では負けてた」なんて意見もありました。

 

で、その疑惑の判定のニュースがあったとき、
あるテレビ番組で

「AIに審判させたらいいんじゃないか?」

とコメントしていた人がいました。

 

みなさんはこの意見についてどう思いますか?

 

 

…僕としては、難しいんじゃないかと思うわけです。

たしかに、囲碁のように
勝ち負けのルールがハッキリしているのであれば、
AIに任せたほうがいいかもしれません。

 

 

でも、今回は、勝ち負けのルールがハッキリしていないのです。

むしろ、
「何をもって勝ちとするか?」という部分が主な論点なのでした。

 

それに、僕らは楽しむためにスポーツ観戦をするわけです。

だから、もし、AIに判定させて納得がいかなかったら、
誰もボクシングを観なくなりますよね。

 

(まあ、納得いく判定だった試合を
機械学習させればできるのかもしれないですが…。)

 

 

 

だから、話をまとめると、

「ルールが決まっていないことにこそ、僕たちの活躍する余地がある」

と思うんですね。

 

もっと踏み込んで言うなら、

与えられたルールをこなすんじゃなくて、
むしろ、ルールを作る側になったほうがいいということです。

 

 

そこで、ようやく将来の夢の話に戻るのですが、

今から考えてハッキリ決まるような”将来の夢”って、
既にルールが決まってることが多いですよね。

 

だから、今からハッキリわかる職業こそ、
AIに取って代わられやすいということになります。

つまり、将来の夢は”定義不可能”なほうがいいのです。

 

 

でも、注意してほしいのが、
これは別に「将来の夢があっちゃダメ」なんて意味ではないです。

将来の夢が医者だったら、
それで構いませんし、とても素晴らしいことです。

 

ただ僕が言いたいのは、医者だったら、

「患者を診察して薬を出す仕事」

というふうに”明確に定義して”考えるのが良くないということです。

 

それだったら、まさにAIでなんとかなりますよね。

 

それよりも、
「病気で困った人を助ける仕事」というくらいの
漠然とした認識で構わないのです。

定義不可能なほうが可能性が未知なぶん、伸びしろがあります。

 

 

つまり、
「今の段階でハッキリとした夢を決めなくていい」
ということです。

 

むしろ、これから成長していくという10代の時点で、
自分がやることをハッキリ決めすぎる方が危険なんですよね。

だって、自分の可能性にフタをしてることになりますから。

 

大学に入って勉強してみたら、
もっとやりたいことが別にあった、なんてよくある話です。

 

 

長くなりましたが、とにかく以上のことを踏まえての、

・将来の夢が決まっている人なんてほとんどいない
・将来ではなく”今”興味のある方を選ぶといい
・先のことは気にせず目の前のことに集中していたらいい

というアドバイスをさせていただきました。

 

 

本当は、まだまだ言いたいことがあったのですが、
長くなってきたので次回にしようと思います!

それではこのへんで。

ありがとうございました^^